20歳芸人志望、スーパーの品出しのバイト始めます。最近のこと(2018/01/01〜)

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近所の神社。とても思い入れのある神社だ。

 

17歳の私は学校に行きたくなかった。

 

どうにかして誰にもバレずに学校をサボる方法がないかと私は夜な夜な考えた。

 

そして、ひとつの妙案が浮かび私はそれを実行に移した。

 

いつも通り、朝食を食べ、顔を洗い、母に「いってきます」を言い家を出る。

そのまま学校に行くと見せかけて、近所の神社に行き、そこから携帯で職員室に病欠の電話を入れる。

3時間ほど神社で待機する。

母がパートに行って家を空けたのを見計らって、家に帰る。

 

成功した。

 

「何度も使えないが、嫌いなバスケの授業があるときだけこの方法でサボろう!」

 

私はこの方法で何度も体育のある日は学校をサボった。

 

 しかし、この完全無欠(欠席数クラスワースト1位)かと思われた作戦の謎を解き明かすものが現れた。 

 

体育教師の担任だ。

 

担任「お前が電話してんの家からちゃうやろ!小鳥のさえずりが聞こえるぞ!」

 

雀の涙ほどのうんちがでた。

 

最近のこと。年明け。僕が留守の間におかんが合い鍵を使って部屋に入り、勝手に掃除をしていた「勝手に入んな!お前はゴキブリか!ゴキブリに正面突破させる訳にはいかんから鍵渡せ!」しかし、おかんは頑として鍵を渡さなかった。"おかん"とはそういう生き物だ。その後、おかんと買い物に行った。僕はバルサンを手にしながらおかんに「玄関から入ってくるデカイやつにも効くかな」と皮肉が効いたことを言ったが、おかんは「もっと暖かくなってからでええんちゃう?」と言った。勘の鈍い"中高年"だ。

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父親が買ってきた緑のカーテン。ダサいうえにクロマキー撮影できそう。お金に余裕ができれば、僕好みの黒の遮光カーテンに変えようと思う。

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おみくじを引いた。吉だった。<安心してことにあたりなさい>と書いてあったので、重い腰を上げて履歴書と証明写真を買いに行った。

 

8日月曜日。成人の日。一緒に成人式行く友達いない兵庫県篠山市4ね。一人でいる時間が多くなったのは小学生高学年の頃からだ。10年近く孤独に生きてきた。人生の通過点"成人の日"にも僕は一人で立っている。この孤独に意味はないのか。長い間温存してきた「個」を解き放つターニングポイントがこの先の人生にあることを願っている。せっかくなので、まだ小さかった時のことを振り返ろう。小学校の制服は学校指定の股下10センチの短パン。僕の小学校生活は他の子より濃いスネ毛を晒し続ける羞恥にまみれた日々。そんな辱しめは小学生の僕の自意識を静かに暴走させるには十分だった。体育のプールの時間。「将来、熊になるんちゃう?」と、クラスメイトは僕の水に濡れた小学生らしからぬ濃いスネ毛を見て無神経にもそんなことを言った。しかし、先述した通り、僕は二十歳の成人の日を迎えたが、熊にはならなかった。

 

12日金曜日。いつもは昼過ぎに起きるが、今日は10時に起きた。12時からバイトの面接があるからだ。久しぶりに携帯のアラームをかけて寝て起きたので、時間を拘束される不快感を思い出した。業種は近くのスーパーの深夜の品出しにした。面接日から憂鬱で到着が時間ギリギリになる。当然やる気なんてない。バックヤードに案内され、店長と対面に座った。履歴書を渡すと開口一番店長に"大学中退の理由"を聞かれた。もう慣れた。業務内容や就業時間、時給の話を淡々と聞き、10分弱で面接は終わった。面接の結果は後日電話で連絡との事。東京ではお決まりだった「不採用の場合は電話ない」というセリフがなかったので、こちらから「電話がなかったら、不採用だったという事でいいですか?」質問したら「前向きに考えているので必ず電話するよ」と言われた。田舎の暖かさのようなものと地方の人材不足の厳しさを同時に感じた。

夕暮れ。ベランダに干してあった洗濯物をしまっていたら、向こうの電線にスズメの群れが止まるのを見つけた。一列に並んで、今日の晩飯は何にするかそんな事でも話し合っているように見える。あんなに寄ってたかって、それぞれ種類の違う晩飯にしないといけないルールでもあるのだろうか。ある者は、ミミズ。またある者は、コガネムシ、ゾウリムシ、バッタ、イナゴ。「カレーうどん!」と大声で僕の夕食を報告したら、みんな何処かへ飛んで行った。そりゃそうだ、僕は彼らの仲間じゃなかった。

 

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13日土曜日。Netflix坂元裕二いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が追加されていたので一気見した。音(有村架純)の母からの手紙の一節が良かった。

恋をするとうれしいだけじゃなくて切なくなったりするね

きっと人がさみしいって気持ちを持っているのは

誰かと出会う為なんだと思います

あと、登場シーンこそ少ないが佐引(高橋一生)の芝居と物語を通しての"存在感"が終始素晴らしかったと思う。マニアックだが、僕は坂元裕二作品のファンだ。先週放送開始されたばかりの最新作『anone』は非常に彼の著書『復書簡 初恋と不倫』っぽい。

往復書簡 初恋と不倫

往復書簡 初恋と不倫

 

僕の一個下の美女広瀬すずちゃんが主演であることは重要ではない。因みに一番好きな作品は『最高の離婚』と『カルテット』です。一個ではない。

 

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14日日曜日。今日はamazonprimeに追加された『彼氏彼女の事情』をチェック。設定が秀逸で、テンポもよくて見やすかった。小学生のとき、頭良いキャラを演じていたが、実は算数がめちゃめちゃ苦手でテストの点数が悪いと誰にも見られないようにコソコソ隠していた努力不足な自分を恥じたい。

 

15日月曜日。昼にバイト先から着信。面接に受かった。面接の時点で明言こそされなかったが合格を宣言された様なものだったので、インフィールドフライを落とさずにしっかり捕球したって感じだ。ダルいけど、いつまでもニートしてらんない。

 

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